自分の文章からAIっぽさを消す編集の順番
いちばん分かりやすい特徴は語彙ではなく、どの文も読者の代わりに結論を出してしまうことです。削る、整える、確かめるの順に進めてください。逆にすると問題を隠すだけになります。
進め方
まず型通りの言い回しを削る。文はまだ直さない
全文を「AIっぽさを消す」に貼り、削除と置き換えだけをさせます。「〜ではなく〜」の対句、「まず・次に・最後に」、「注目すべきは」といった表現です。削った箇所と理由を一覧で出させ、論証が途切れていないか確認します。途切れた場所は削りすぎではなく、もともと文の形が主張を支えていた場所です。
残った文を読みやすく整える
「草稿を読みやすく整える」で文に手を入れます。長い文を分け、指示語を補い、「最適化を実施する」を「直す」に戻します。内容の追加は禁止と明示してください。説明を足されると、一文ずつ原文と照合する作業が発生し、自分で書くより高くつきます。
主張と根拠の強さを一文ずつ照合する
「主張と根拠の強さが合っているか」で、「大幅に改善」「誰もが認める」といった強い主張を拾い、同じ強さの根拠が後ろにあるかを見ます。指摘だけで書き換えはさせないので、手元には一覧が残ります。「私たちの検証では」まで下げるか、データを足すか、削るかです。
事実と矛盾を確認する
「事実と矛盾のチェック」は別の種類の問題を扱います。数字、日付、人名、引用した言葉です。古い原稿でいちばん古びるのは3か月前に書いた割合で、当時は正しくても今は成り立ちません。前の工程と分けてください。片方は「言いすぎ」、もう片方は「事実と違う」を見ています。
最後に読者の視点で検収する
「いつでも閉じる読者を演じる」に読ませ、質問は一つだけにします。どの文から閉じたくなったか、なぜか。指摘が自分がいちばん自信のある段落なら、まず弁明をやめて削ってみてください。短くなって締まるなら、そこは読者にとって不要でした。読者の忍耐は、力を入れた量では配分されません。
使うプロンプト
よくある質問
AIっぽさとは何ですか。自分の文章だとなぜ気づけないのですか
習慣の集まりです。対句、3点の並列、前段を要約してから始まる段落、動詞の代わりに抽象名詞を置くこと、理由なく持ち上げる結び。気づけないのは、意味を読んでいて形を読んでいないからです。各段落の1文目だけを読んでみてください。全部が結論とつなぎなら、構成が型から作られています。
全文を書き直すのと、段落ごとに直すのはどちらがいいですか
問題が構成か文かで決まります。順序が乱れ、同じ論点が繰り返されているなら書き直すほうが速いです。構成が成立していて文だけがねじれているなら、段落ごとに直すほうが安全で、自分の語感も残ります。各段落の1文目をつなげて読んで、それだけで論証になるなら段落ごとの修正で足ります。
直しても自分の文章に思えないときは
声に出して読み、詰まる箇所を探します。そこはたいてい、誰かが自分に代えて選んだ言葉です。普段使う言い方に戻してください。少し不格好でも構いません。語感だけは代行できません。誰にでも書ける滑らかな一文より、自分の不器用な一文のほうが残ります。