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UIコピーの書き方:ボタン、空状態、エラー表示

UIのコピーは飾りではありません。利用者が詰まったとき、読むのはたいていその一文だけです。この流れは、ひらめきではなく状態ごとに書きます。

進め方

  1. ステップ1:言葉が出る場所をすべて洗い出す

    まず「空状態とエラー画面のコピー」を画面ごとに使い、初回利用、絞り込みで結果なし、再試行できる失敗、権限なし、通信断の五つがそれぞれ何に答えるべきかを列挙させます。そのうえで読み込み中、成功、上限超過を自分で補います。各状態について「この瞬間に利用者が知っていること、できること」を一文で書きます。漏れた状態は最後に開発がその場で一言足すことになります。

  2. ステップ2:「空状態とエラー画面のコピー」で最初の版を書く

    状態ごとに三つを出させます。説明の一文、行動の一つ、そして行き止まりのときの逃げ道です。エラーは、誰の問題か、再試行できるか、それでもだめなときどうするかまで書きます。「エラーが発生しました」だけでは何も伝わりません。

  3. ステップ3:「空の状態から内容が現れるまで」で中間状態を埋める

    初回利用、生成中、一部完了といった中間の状態は最も見落とされます。進み具合、おおよその待ち時間、画面を離れてよいかを伝えます。回るアイコンだけの画面は、利用者に何度も再読み込みさせ、かえって遅くします。

  4. ステップ4:「同じ段落を3つの語調で」で基準を決める

    同じ一文を、中立的、親しみ、控えめの三通りで書きます。一つを基準に選び、他の画面と揃っているか確認します。ブランドが硬めなら感嘆符やネットスラングは使いません。同じ画面に二つの語調が混ざるほうが、文言の不出来より傷になります。

  5. ステップ5:「同じ内容を読み手別に書き分ける」で相手ごとに直す

    同じエラーでも、初めての利用者には何が起きたかと今どうすればよいかが必要です。常用者や管理者には影響範囲と次の対応も要ります。一文で全員に届かせようとせず、両方の版をコピー表に残します。

使うプロンプト

よくある質問

ボタンは「OK」と具体的な動詞のどちらがよいですか

具体的な動詞です。「変更を保存」のほうが「OK」より結果を予測できます。結果を予測できない場合に限って「OK」を使います。

エラー表示にエラーコードを出すべきですか

利用者には平易な言葉を出し、コードは展開できる詳細やログに置きます。サポートは辿れれば十分で、最初に見えるのが「ERR_5003」である必要はありません。

空状態にはイラストが必要ですか

必須ではありません。まず、ここが何の場所で、なぜ空で、次に何をするのかを一文で伝えます。イラストは加点要素で、説明の欠落こそが不具合です。