サプライヤーへの見積依頼
一度に全部聞く。3 往復しても価格の前提が分からない事態を避ける
あなたは購買責任者です。[サプライヤーの種類] 宛ての見積依頼メールを書いてください。購入対象 [物品/サービス]、数量 [数量]、希望納期 [時期]。要件:1)要件はリストで提示:仕様、数量、納品場所、検収基準;2)同一フォーマットでの見積を依頼:単価、税、送料、支払条件、見積有効期限、最小ロット;3)後から値上がりしやすい 3 点を明確に:仕様変更の費用、納期遅延の補償、保証範囲;4)末尾に、複数社を比較中であることと回答期限を明記。
使い方
見積フォーマットを先に揃える。比較が楽になり、後から値上げされる余地も減る。
向いている場面
- 新しい取引先に初めて見積を依頼する。税込か、送料込みか、最小ロットはいくつかなど、相手の見積の前提が分からず、一度で聞き切りたいとき。
- 候補が 2〜3 社あり、同じ形式で出してもらわないと横並びで比べられない。各社の計算方法が違うと比較になりません。
向いていない場面
- 基本契約の範囲内での再発注。既存の価格条項と発注手続きを使うべきで、再見積は不要な比較を呼びます。
- 仕様が固まっておらず、市場価格だけを知りたいとき。先に価格帯やサンプルを求めるべきで、正式な RFQ は仕様を自分で固定してしまいます。
例
入力
27 インチのモニターを 200 台、11 月 20 日までに上海オフィスへ。1 社に聞いたところ、1,280 元で税込だが送料別、最小ロット 50 台とのこと。
得られるもの
要件をリストにする(サイズと端子、数量、納品先、検収基準)。相手には単価・税・送料・支払条件・見積有効期限・最小ロットという同じ項目で見積を出してもらう。そのうえで後から値上がりしやすい 3 点(変更時の手数料、遅延時の補償、保証範囲)を確認し、最後に 3 社を比較中で 11 月 1 日までに返信してほしいと添える。
よくある誤用
- 「いくらですか」だけ聞いて、出てきた総額で比べる。税・送料・最小ロットの前提が違うので、一番安く見えた見積が契約時に逆転します。
- 予算の上限を見積メールに書く。相手は予算に張り付いた金額を出し、値引きの余地がなくなります。
こう変えると効く
- 「100、200、500 台の段階価格をそれぞれ出して」と足すと、数量で価格を交渉するときに再確認が要りません。
- 「11 月 20 日に納品できない場合、最短納期と分割納品案を出して」と足すと、遅延が想定外ではなく選択肢になります。