面接評価
「なんとなく良さそう」ではなく、根拠で語る
私の面接メモから候補者の評価を書いてください。職種の重要要件:[JD の要件を貼り付け]。面接メモ:[質疑応答を貼り付け]。要件:1)要件ごとに「上回る/満たす/満たさない」を付け、各評価には候補者の発言そのものか具体的な行動を根拠として引用;2)判断に迷う点と追加で確認すべき質問を別の段落で;3)結論を明示(進める/もう一巡/不採用);4)「コミュニケーション力が高い」「ポテンシャルがある」など根拠のない形容詞は使わない。
使い方
面接の当日に書く。翌日には印象しか残らず、引用できる発言が消えている。
向いている場面
- 面接当日に構造化された評価を出す必要があり、会社は根拠を求めているのに、手元のメモはキーワード 4 つだけのとき。
- 面接官の間で見立てが割れ、採用会議の前に「なんとなく良さそう」を JD に照らした項目別の判断に翻訳したいとき。
向いていない場面
- メモに発言そのものが一切なく「普通」「まあまあ」しかないとき。追加の面接をするか評価を諦めるべきで、モデルに根拠を作らせてはいけません。
- 候補者への印象に偏りがありそう、または会話が差別的な内容に触れた場合。別の面接官に独立して書いてもらってから統合します。
例
入力
JD 要件:1)0→1 のプロダクトを自ら担当した、2)SQL を書いてデータを自己確認できる、3)エンジニアと協働して日程を推進した。メモ:0→1 については「前の案件は要件定義から追いましたが、リリース前に異動になりました」。SQL の窓関数は「普段は既成のレポートで、複雑なものはデータ担当に頼みます」。日程調整は「基本はリーダーがエンジニアと交渉します」。
得られるもの
項目ごとに判定して発言を引き、0→1 は不適合(リリースを経験していない)、SQL も不適合(データ担当に依存)、協働は判断を保留する(日程はリーダーが推進)。確信が持てない点(慎重な言い方なだけかもしれない)と追加で確認したいこと(簡単なデータ自己確認課題、本人が主導した日程調整の事例)を別に書く。最後に「もう 1 回面接」か「不採用」かを明示し、「コミュニケーション能力が高い」のような根拠のない形容詞は使わない。
よくある誤用
- 「なんとなく良さそう」を渡して良い評価を書かせる。モデルが形容詞を補い、評価は根拠のない印象点になります。
- 数日後に記憶で書き、AI に「詳細を補って」と頼む。補われた詳細は起きていない可能性があり、事実の汚染になります。
こう変えると効く
- 「各判断に根拠の強さを付ける(発言そのもの/行動/印象のみ)」と足すと、採用委員会がどこまで信じるか判断できます。
- 「進める場合と不採用にする場合、それぞれ最強の理由を出す」と足すと、まだ決めかねているときに先入観を防げます。