ひとつの思いつきを、画像生成で使えるプロンプトに仕上げる
生成結果が安定しないのは、多くの場合モデルのせいではありません。一度に五つの条件を変えているからです。この流れでは、一度にひとつだけ変え、なぜ変えたかを残します。
進め方
ステップ1:まず思いつきを一文の平易な言葉にする
いきなりキーワードを並べません。何を描くか、どこで使うか(表紙、記事の挿絵、UI)、必ず入れるもの、絶対に入れないものを書きます。「画像生成プロンプト」を開く前にその一文を読み返してください。その一文が曖昧なら、出力はもっと曖昧になります。
ステップ2:「画像生成プロンプト」で最初の版を出す
主題、動作と構図、光、質感、カメラやスタイルの五つに分けて整理し、読める形にします。最初の版で完璧を目指さず、方向が合っているかだけを見ます。変更は一行ずつ記録し、どの言葉が効いたのか後で分かるようにします。
ステップ3:最も近い参照画像を選び、そのプロンプトを逆算する
「参照画像からプロンプトを逆算する」を使い、構図、光、配色、質感を言葉にさせます。再利用できる語彙だけを自分のプロンプトに取り入れます。借りるのは構造と光であり、主題や象徴的な要素は借りません。模倣に見えてしまいます。
ステップ4:配色は別に一度だけ決める
「配色の根拠」を使い、主色、副色、背景色の関係とコントラストを決めてプロンプトに書きます。生成のたびに最も変わりやすいのが色です。一度決めておくと、一連の画像で色が漂いにくくなります。ブランドの色値があるなら、形容詞ではなく数値で指定します。
ステップ5:再利用できる部分を自分の生成ルールにする
「参考画像をデザインルールに分解する」を使い、採用した数枚から固定項目を抜き出します。視点、光の向き、配色、入れてはいけないものです。以後は生成の前にこの1枚を貼り、その画像だけの違いを書きます。主題を変えてもスタイルが残ります。
使うプロンプト
よくある質問
プロンプトはどのくらいの長さが必要ですか
主題、構図、光が伝わる長さで足ります。形容詞を増やすと互いに打ち消し合うことが多く、一度にひとつ足すほうが、どの言葉が効いたかを判断できます。
同じプロンプトなのに毎回違う画像が出るのはなぜですか
生成には乱数が含まれます。シードや参照画像を固定すればぶれは減りますが、完全には一致しません。重要な画像は候補を複数残しておきます。
参照画像のスタイルはそのまま真似していいですか
構図、光、配色の考え方は学んで構いませんが、特定作品の主題や象徴的な要素をそのまま使うのは、見分けやすさの面でも著作権の面でも危険です。「参考画像をデザインルールに分解する」で抽象的なルールだけを取り出します。