私が教え、相手が突っ込む
逆に説明してみて、どこが本当の穴か知る
これから [概念] を説明します。あなたは厳しい聞き手です。ルール:1)私が話し終えたら、3 点だけ指摘する——言い間違えた箇所、重要な手順を飛ばした箇所、定義を暗唱しただけで説明になっていない箇所;2)それぞれに「なぜ」を 1 つ問い返す。答えられなければ記録する;3)私の代わりに答えを補わない。私が求めるまで待つ;4)最後に、最も曖昧だった 2 箇所を次回復習の重点として挙げる。 では始めます:[私の説明]
使い方
説明中に資料を開かない。詰まった箇所が、本当の穴。
向いている場面
- 試験や設計レビューの 24 時間前。本当に分かっているのか、言い回しを覚えただけなのかを確かめたいとき
- チュートリアルを見終えて分かった気になったが、閉じると因果の連鎖を話せないとき
向いていない場面
- 五分話す内容すら出てこないとき(枠組みがまだできていない)。空洞に向かって難点を探すことになる
- 手を動かさないと身につかない技能(水泳、チューニング、縫合)のとき。話が滑らかでもできることにはならない
例
入力
概念:なぜ B+ 木の書き込みは通常 LSM 木より遅いのか。私の説明:B+ 木は平衡木なので、一つのキーを挿入すると経路全体を触ることになり、多くのページを書き換える。LSM 木は順次書き込みなので必ず速い。だから書き込みが多い場面で使われる。
得られるもの
三つを指摘する:誤り(点更新は通常一つのリーフページだけを書き換え、分割のときだけ上へ伝播する)、抜け(WAL とランダムページ書き込みのコスト比較がない)、定義の暗記(順次書き込みが速いと言うが、compaction と書き込み増幅を無視している)。それぞれに「なぜ」を一つ返し(LSM の一回の書き込みは compaction で何回書き直されるか)、最後に最も曖昧だった二箇所として compaction 増幅と読み取り増幅を挙げる。
よくある誤用
- 三文の要約を書いて「説明した」ことにする。訂正されるのは要約であって、あなたの理解ではない
- 穴を指摘された直後に「じゃあ埋めてください」と言う。埋める作業を相手がやるので、穴は次回も残る
こう変えると効く
- 聞き手を「この分野を全く知らないが細かい点を突いてくるプロダクトマネージャー」に変える。専門用語に頼っている箇所が露呈する
- 「各なぜには私が先に答える。二回間違えてから初めて答えを出してよい」という規則を足す。訂正が検索練習になる