領域の年表
各転換点は、前の段階の詰まりを解いたもの
[領域] の発展を年表として整理してください。要件:1)4〜6 の段階に分け、それぞれおおよその年代と一行のテーマを付ける;2)各転換点について、前の段階がどこで詰まっていたか、何がそれを解いたか、代償は何だったかを書く;3)初期の方法で今も使われているものと、生き残った理由;4)現在の段階で次に覆されそうな前提。
使い方
年号はほとんど重要ではありません。「詰まり→解法→新しい代償」の連鎖が年表を役に立つものにします。
向いている場面
- 新しい領域に入ったばかりで、用語は分かるのに地図にならず、本筋が見えないとき
- 「新しい技術」が突破なのか古い手段の衣替えなのかを判断したいとき。前の世代がなぜ外されたかを知る必要がある
向いていない場面
- 今の最善手(選定、手順)だけが必要で、歴史が判断に何も足さないとき
- その領域の変化が外部事象(規制、戦争)に駆動されていて、技術の流れでは説明できないとき
例
入力
データベースはこの二十年でどう進化したのでしょうか。
得られるもの
単機のリレーショナル→読み取り分離とシャーディング→NoSQL が一貫性の一部を捨てて水平分散を取る→NewSQL が一貫性を取り戻す、という段階に分けます。各段階に、前段の詰まり(単機の書き込み上限)、解法(分割)、新しい代償(横断トランザクションの難しさ)を書きます。シャーディングが今も残るのは移行コストが利得を上回るからで、次に覆されそうな前提として「一貫性とスループットは両立しない」を挙げます。
よくある誤用
- 年ごとに製品と論文を並べるだけで、詰まりと解法がない。読んでも新情報の位置が分からない
- 「最新=最良」と読み替え、旧来の方式が主流なのは移行コストのせいだという点を無視する
こう変えると効く
- 「最大の路線対立を三つ、それぞれ勝ち負けの理由」に絞る。情報密度が上がる
- 「この流れで次の詰まりはどこに現れそうか」を足し、歴史の整理を判断の練習に変える