複数行を 1 行にまとめる方法:空白でつなぐと何が失われるか
PDF からコピーした文章は行末で強制的に折り返され、タグの列を検索欄用に 1 行へまとめたいこともあります。行を結合すると改行が空白に変わり、内容が連続した 1 本のテキストになります。
1 行にまとめたい場面
PDF からコピーした段落は、ほぼすべての行がページの端で強制的に折り返されています。そのまま文書に貼ると文が細切れになるため、結合して連続した文章に戻し、新しい幅で組み直します。
タグやキーワード、宛先の列を 1 行にして入力欄に入れるのもよくある作業です。1 行しか受け付けない入力欄では、改行を 1 つずつ消すのは遅く、消し漏れも起きます。
- PDF や Web ページからコピーした強制改行の修正
- タグやキーワードの列を 1 行にまとめる
- 複数行の住所やメモを 1 段落にする
- 1 行のみ受け付ける入力欄の準備
結合の内部で起きること
手順は 3 つです。改行で分割し、各行の前後の空白を削除し、空行を捨て、最後に半角スペース 1 つでつなぎます。3 行が 1 行になり、語の間には空白が残るため、直接くっついてしまうことはありません。
代わりにインデントと空行が失われます。行頭の空白やタブは削除され、段落を作っていた空行も消えるため、結果は連続した 1 つの文章になります。普通の文章には問題ありませんが、コードや表、住所一覧では構造が壊れます。
- 半角スペース 1 つでつなぐ(直接連結ではない)
- 各行の前後の空白は削除され、インデントは失われる
- 空行は捨てられ、段落の区切りが消える
- 出力は 1 行だけ
使ってはいけない場面
コード、YAML、SQL のようにインデントが意味を持つ内容には使えません。結合するとインデントがなくなり、構文エラーになることがあります。住所一覧も向きません。1 行になった住所は読めても、元の行に戻すのは難しくなります。
カンマ、セミコロン、縦棒でつなぐことはできず、使えるのは空白だけです。結果を表計算に貼って数式で連結するか、必要な区切り文字を使う短いスクリプトを用意してください。結合は元に戻せないため、元のテキストを残しておきます。
- コード、YAML、SQL には使わない
- カンマやセミコロンでつなぐには数式かスクリプト
- 結合は元に戻せないので原文を残す
- 空白の圧縮だけなら 1 行にまとめるツールを使う
よくある質問
行は何でつながれますか?
半角スペース 1 つです。各行の前後の空白を削除し、空行を捨て、残りをスペースでつなぐため、英単語がくっつくことはありません。別の区切りが必要な場合は、変換後に置き換えるか別のツールを使ってください。
空行は残りますか?
残りません。空行はすべて捨てられ、段落の区切りだった空行の痕跡はなくなります。結果は連続した 1 本のテキストになります。段落を保ちたい場合はこのツールを使わず、空行に目印を入れておいてください。
コードの処理に使えますか?
使えません。結合すると各行の行頭のインデントが削除され、Python のようにインデントで構造を決める言語はエラーになります。他の言語でも読みにくくなります。コードの圧縮には構造を理解するツールが必要です。
関連ツール:行の結合