大文字小文字を無視した並べ替え:大文字始まりの行が先頭に固まらない理由
Apple、apple、BANANA が同じ列に混ざっていると、文字コード順の並べ替えでは大文字始まりの行がまとめて先頭に来ます。大文字小文字を無視して並べ替えると、人が一覧を眺めるときに期待するアルファベット順になります。
大文字小文字で順序を決めたくない場面
書き出したメール一覧、顧客名簿、商品タグ、ファイル名の一覧では、同じ列に Alice と alice、iPhone と Iphone が混在しがちです。表計算の並べ替えは文字コードを比べ、大文字は小文字より前に来るため、大文字始まりの行だけが先に集まり、2つのグループに分かれたように見えます。
その一覧を他人が確認する場合や、頭文字でグループ分けする直前には、その順序はデータが壊れているように読めてしまいます。大文字小文字を無視して並べ替え直せば、直感に合う順序になり、別の名簿との突き合わせもしやすくなります。
- メール・顧客名・タグのアルファベット順
- 頭文字でグループ分けする前の下準備
- 2つの一覧を目で比べる前の順序統一
思わぬ結果を避ける使い方
1行に1件ずつ貼り付けて、結果をコピーして戻すだけです。並べ替えは順序だけを変え、削除も統合もしないため、Apple と apple は別々の2行として隣り合います。同じものとみなしたい場合は、重複削除を別に実行してください。
空行は先頭に来ます。空文字列が最も小さい項目だからです。入力の末尾に改行が1つあるだけで空行が生まれるので、貼り付ける前に末尾の改行を削除するか、並べ替えたあとに先頭行を消してください。数字と記号も文字コード順なので、自然順と違い item10 が item2 より前に来ます。
- 並べ替えは重複を統合しない。必要なら別途削除
- 末尾の改行を消して空行の混入を防ぐ
- 数字は文字順なので item10 が item2 より前
使えない場面と代替手段
文字コードによる大文字小文字無視の比較を1回行うだけで、自然順(ナチュラルソート)の機能はありません。番号付きのファイル名、バージョン表記、章番号は 1、2、10 の順にならないことがあります。その場合は自然順に対応したツールを使うか、数字を0埋めしてから並べ替えてください。
ピンイン順、画数順、第2列での並べ替え、優先度などの独自順にも対応していません。これらは複数キーを扱える表計算のカスタム並べ替えが適しています。本ツールは、プレーンテキストの1列を一度だけ整える用途に向いています。
- 自然順は非対応。数字は文字として比較
- ピンイン順・画数順・独自順は不可
- 複数列の並べ替えは表計算ソフトで
よくある質問
並べ替えても Apple と apple が統合されないのはなぜですか?
並べ替えは順序を変えるだけで、削除も統合もしないためです。Apple と apple は別々の2行のままで、大文字小文字を無視した結果として隣り合うだけです。1つにまとめたい場合は、先に重複削除ツールを使ってください。
なぜ先頭にいつも空行ができるのですか?
空文字列が最も小さい項目として扱われ、貼り付けたテキスト末尾の改行が空行とみなされるためです。貼り付ける前に末尾の改行を削除するか、結果から先頭行を取り除いてください。
item10 が item2 より前に並ぶのは正常ですか?
正常です。1文字ずつ比較するため、「1」は「2」より小さく、item10 が先になります。数値の大小で並べたい場合は、番号を同じ桁数に0埋めしてから並べ替えるか、自然順に対応したツールを使ってください。
関連ツール:行を並べ替え(大文字小文字を無視)