Lorem Ipsum のガイド:プレースホルダーを正しい場所で
プレースホルダーの役割は、本文らしく見えて内容ではないことです。レビューが文章ではなくレイアウトに向きます。これが本物の原稿として公開されたら事故です。
デザインカンプと組版の確認
書体を選ぶ、行間を調整する、段落のリズムを見る。実際の原稿があると内容を読み始め、言葉を直したくなってレビューが逸れます。Lorem ipsum は文字の分布が自然で意味がないため、形だけを見られます。
多言語の組版確認にも使えます。まず英語のダミーで改行位置と余白を見て、次に中国語や日本語に差し替えて字重と行間を確認します。語数を変えられるので、短い要約と長い本文の両方を試せます。
- 書体、行間、段落間隔の確認
- カンプやプロトタイプのダミー段落
- 短い場合と長い場合のレイアウト確認
語彙、繰り返し、アクセシビリティ
約35語の定番リストを循環させ、指定された語数だけ連結します。長い文章ほど同じ語が繰り返され、読んでいて復読感が出ます。語彙がその大きさだからで、不具合ではありません。
出力は句読点も段落もない単語の連なりです。ページに置く前に、コンテナを支援技術から隠すか言語を指定して、スクリーンリーダーが無意味なラテン語を読み上げないようにしてください。
- 約35語を循環するため長文では繰り返す
- 句読点も段落もない
- 支援技術から隠すか言語を明示する
境界:最後まで偽物のまま
Lorem ipsum は本物のラテン語の文章ではありません。キケロの文章を切り刻んで並べ替えたもので、語の頻度も文法も不自然です。文字量がレイアウトに与える影響の確認には使えますが、翻訳品質やハイフネーションの検証には向きません。
より大きな危険は差し替え忘れです。プレースホルダーのままメール、商品ページ、契約書に載ってしまった例があります。公開チェックリストに「ダミー文言の差し替え」を入れておくほうが、事後の対応よりずっと安く済みます。
- 本物のラテン語ではない。語頻度も文法も不自然
- ハイフネーションや翻訳の検証には不向き
- 公開前に差し替え、チェックリストに入れる
よくある質問
同じ語が目立つのはなぜですか
語彙が約35語しかなく、循環して使うからです。語数が増えるほど繰り返しが目立ちます。自然な長文が必要なら、実際の文章の抜粋や対象言語のダミーを使ってください。
本物のラテン語ですか
違います。キケロの著作から切り出して語順を崩した断片で、文法的に通る文ではありません。文法や翻訳の検証に使わない理由もここにあります。
そのまま公開できますか
できません。役割は場所を確保することだけです。公開前に必ず差し替え、チェックリストに入れて、本番ページやメールに残らないようにしてください。
関連ツール:ロレム・イプサム生成ツール