画像トリミングガイド:1:1・4:3・16:9 で整える
トリミングは端を切るだけの作業ではありません。比率を間違えると顔が切れ、形式を間違えると透明が失われ、JPG ではもう一度圧縮がかかります。
比率を決めてトリミングする場面
アイコン、証明写真、SNS のカバー、商品画像には決まった比率があり、元の写真はその比率で構図されていません。人物が端に寄っている、頭上に余白が多すぎる、スクリーンショットにブラウザーの枠やチャットのアイコンが入っている、といった状態です。1:1、4:3、16:9 などの制約付きで枠を選ぶほうが、目分量より正確です。
不要な情報を消すのにも使います。通知バー、QR コード、個人情報、写真の端に写った通行人や不要な物などです。切り取った部分は戻せないので、重要な内容が枠の外にないか確認し、元の画像は上書きせずに残してください。
ドラッグと比率固定の使い方
先に比率を選び、そのあと画像の上で枠をドラッグします。比率が固定されていると、短い辺を基準に縦横比が保たれ、任意の形にはなりません。位置を直したいときは、既存の枠を動かすのではなく、枠を引き直すのが一般的です。人物の顔を上寄りにする、商品を中央にするなど、描き始める前に構図を決めておきます。
書き出しの解像度は、画面表示ではなく元画像のピクセル数で決まります。元が大きいほど切り取った部分にもピクセルが残ります。JPG は再エンコードされ、透明は白で埋まるため、写真や一般的な受け渡しに向きます。PNG は透明を保て、アイコンや重ねる素材に向きます。複数の比率が必要なら、毎回同じ元画像から切り出します。
- 先に比率を決めてから枠を描く
- 主題の周りに少し余白を残す
- 一度切った画像から再トリミングしない
代替手段と、切り抜かないほうがよい場合
画像全体を別の比率に収めたいのに、内容を削りたくない場合は、切り抜かずに余白や背景を足します。横長の写真を縦長のカバーに使うなら、キャンバスを広げて端を埋める方法があります。構図を変えつつピクセルを捨てたくないときも、左右を切るのではなく、大きなキャンバスに配置して縮小するほうが適しています。
回転、傾き補正、パース補正、背景の削除は、単純なトリミングツールの範囲外です。画像編集ソフトや専用の補正ツールを使ってください。トリミングは矩形で選ぶだけで、傾いた写真を直すことはできません。証明写真など規格が厳しい用途では、書き出す前に最終的なピクセル数と背景色の条件も確認してください。
よくある質問
トリミング後の解像度はどうなりますか?
元画像のピクセル数をもとに計算され、切り取る面積が大きいほど残るピクセルは減りますが、残った部分が拡大されるわけではありません。横長の写真を 1:1 にすると幅はかなり小さくなります。JPG は再エンコードも入るため、最終用途に足りる解像度か事前に確認してください。
1:1 のアイコンや 16:9 のカバーはどう作りますか?
先に比率で 1:1 か 16:9 を選び、画像の上で枠をドラッグします。比率は自動で保たれます。顔や主題を枠内に入れ、少し余白を残して、重要な部分が切れていないことを確認してから書き出します。位置が合わなければ枠を引き直してください。
トリミングすると EXIF や透明背景は残りますか?
JPG 出力では透明部分が白で埋まり、EXIF、撮影日時、GPS は通常残りません。PNG 出力では透明チャンネルは保たれますが、同じく EXIF は書き込まれません。保管用には元画像を残し、トリミング版は入稿や公開用として使ってください。
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